¥1,980
2006.11.11
24.5×18.3cm
96頁(カラー図版 38点)
執筆: 住友文彦、市原研太郎
発行:ワコウ・ワークス・オブ・アート
ISBN:4-902070-28-6
日本語・英語
Japanese / English
税抜価格:1800円
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日本初個展(2006年)の図録。カラー図版38点とともに、住友文彦、市原研太郎によるエッセイを収載。1996年に妻ナンシー・スペロとともにヒロシマ賞を受賞したゴラブは、スフィンクスなどの古代の形象や戦士の闘争等を描きながら、ベトナム戦争をテーマにしたシリーズ、人種差別や暴動をテーマにしたシリーズ、暴力的な尋問をテーマにしたシリーズなどを展開。テロや戦場や拷問を描いたキャンバスを切り欠き輪郭を変形させたり、巨大な画面に塗り込んだ絵の具を溶液や肉切り包丁で削ぎ落とし「激しく痛んだ人間の皮膚のような表面が出現している」と評されるゴラブの絵画は常に「現代における力とは何か?」を問いかけている。90年代に自らの死を意識し始めて以降は鮮やかな色使いが増え、犬やライオンやドクロをテキストと組み合わせたグラフィカルな作品を制作した。2004年、82歳で逝去。